手話で歌や紙芝居 拍手は「手を挙げ、ひらひら」 荒川でイベント、理解深める(東京新聞 2020年10月8日配信)

 手話を身近に感じてもらおうと「手話コンサート&紙芝居」が4日、荒川区のゆいの森あらかわ(荒川2)で開かれた。手話への理解の促進などについて基本理念を定めた「区手話言語条例」制定2周年を記念した催し。

 開会前、区聴覚障害者協会の寺沢泰史副会長が手話で「拍手」を表現する動作を説明。「今日のイベントで拍手する時は手を挙げてひらひらしてください」と約30人の来場者に呼びかけた。

 会場では、区出身の紙芝居師の三橋(みはし)とらさんが、聴覚障害者をモチーフにした手話に関する紙芝居を披露。「あなたのお名前はなんですか」など身近な言葉や歌を手話で表現した。

 ギターとボーカルのアツシさんと、手話を取り入れたサインボーカル担当のKiyoさんのユニット「アツキヨ」のコンサートもあり、アップテンポな音楽と手話で会場を盛り上げた。アツキヨは「聴覚障害者の方や手話についての理解が得られれば幸い」と期待していた。(砂上麻子)

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