天皇陛下とゆかりの歌手 パラリンピックの開会式に(読売新聞 夕刊 2021年8月26日)

開会式には、天皇陛下とゆかりのあるパフォーマーも出演した。聴覚障害を抱える歌手のKiyoこと、中村清美さん(44)だ。
 中村さんは2001年、夫の佐々木厚さん(46)と歌手デュオ「アツキヨ」を結成。歌いながら手話を取り入れたダンスを踊るのがスタイルで、学校や福祉施設を
中心に活動している。
 10年10月には千葉市で開かれた全国障害者スポーツ大会の開会式で、当時皇太子だった陛下を前に、手話を交えたパフォーマンスを披露。「皇太子さまもご一緒に」と呼
びかけると、陛下は笑顔で手話に応じられた。中村さんは「誰にでも分け隔てなく、愛情を注がれる姿に感動した」と振り返る。
 24日には念願だったパラリンピックの開会式の出演を果たした。「翼」をテーマにした演出で、飛行機を誘導する役を演じた。「『自分が輝けば、周りも輝く』という思い
で臨んだ。天皇陛下にも、その輝きが伝わっていたとすれば光栄です」と話した。
(読売新聞 夕刊 2021/08/26)

==========================================
【掲載された紙面】

読売新聞 夕刊 2021/08/26
読売新聞 夕刊 2021/08/26

【関連情報】

コメント